おせち料理の構成

おせち料理の基本

おせち料理の基本メニュー
イメージ01

おせち料理は、江戸時代からの文化と習慣を受け継いだ伝統的な料理です。「おせち料理」の基本構成は、以下の5つになります。

 

 

祝い肴三種

「田作り」、「数の子」、「黒豆」の3品です。この3品はお正月のお祝いに欠かすことのできない料理とされ、逆にこの祝い肴三種とお餅さえあればお正月のお祝いができるともいわれています。

 

口取り

正式には「口取り肴」です。響膳(きょうぜん)でお吸い物と一緒に出される皿盛りのことをいいます。かまぼこやきんとん、伊達巻きなどの甘いものがこれにあたります。

 

酢のもの

野菜や魚介を酢でしめた「紅白なます」、「しめ鯖」、「小魚の南蛮漬け」などです。保存をきかせるために甘いものや味の濃いものが多い中、あっさりした酢のものは口直しに重宝されます。

 

焼きもの

「鯛の塩焼き」、「ぶりの照り焼き」、「海老の焼きもの」などがあります。しっかりと下味を付けてから火に通します。

 

煮もの

「煮しめ」ともいわれ、里芋、人参、れんこん、牛蒡、蒟蒻、椎茸、筍、昆布などを含め煮にします。これらの野菜には飾り切りが施されます。

重箱の詰め方の基本
イメージ02

「“めでたい”を重ねる」という意味合いから重箱に詰められているおせち料理。江戸時代では四段の重箱が主流でした。現代では簡略化され、三段がもっとも一般的となっています。その他にも二段のものや一段のみのものもあります。

 

 

 

 

 

一般的なおせち料理 四段の詰め方
一の重・・・祝い肴三種、口取り

最初に箸が付けられる重で、お屠蘇をいただくための「お通し」にあたります。

 

二の重・・・酢のもの

口代わりとされる酢のものを詰めます。

 

三の重・・・焼きもの

主に海の幸である魚介の焼きものを詰めます。

 

四の重・・・煮もの

腹持ちのいいメイン料理を詰めます。「四の重」を「与の重」と呼ぶ場合もございます。

 

さらに五段目(五の重)を控えの重として空にした状態で重ねておくこともあります。これは「将来のさらなる繁栄を願う」という意味が込められています。近年の三段のおせち料理は、一の重に祝い肴三種と口取り、二の重に酢のものと焼きもの、三の重に煮ものを詰めることが多くいようです。これらはあくまでも一般的な詰め方であり、これという決まりはありません。おせち料理の詰め方は地域や家庭によってさまざまなのです。